+++後書き。てか、座談会?+++




……一応、今回の妄想を中心になって回した、腐れトリオの裏話。

(敬称略、年齢順。たぶん/笑)





*ポ姉*

世間がお盆休みに入る頃、それは、突如送られてきた。

『盆です。彼の世から精霊が戻ってきます。妄想仲間も、里へ戻ります。そして、さだまさしが歌います。(古っ!)』の言葉と共に。

メールの件名は「ハチ子の鬼畜これが限界」なんじゃこりゃ、と思いましたね。

まさか、自分が巻き込まれるなんて思ってませんでしたから。この時は!

だから続きを待っている間、のん気にエロ書いたりしてたのよねー。

そしたら、最初のメールから24時間後、ここからはショーちゃんの出番かもと麗さんからメールが送られてきた。そして、実際に出番だ、と言われたのは40時間後。そこから猛烈に執筆し始めて、書き終わったのが64時間後だよ(笑)まじで3日で回した妄想。ハチ子は力尽きて睡魔に倒れるし、麗さんとポは離婚の危機に陥ったよね(爆)

今となっては「あの盆の思い出」←かっこ悪いな。「あの夏の思い出」にしよう。

サナトリウム編は堀辰雄の「風立ちぬ」及び「美しい村」を参考にしています。

中身卑猥でも、場所だけ純文学。終わり良ければ全て良し。ね、妄想仲間たち♪(笑)




*麗*
やーくそくどぉーりにぃ〜〜〜あーなーたーのすきな〜♪
と、最初はついつい、歌い上げながら読んでいたこの妄想。しかし、最後まで読み終えたとき、私の中にむくむくと続きの妄想が。
激情編を実質1時間半ほどで書き上げ、ハチ子に転送。そして、二人で続きのあらすじを妄想して、ハチ子が書くことに。「行き詰ったら、振ってね〜」とは言いましたが、結局ハチ子は一人で鬼のように(後日、本当にであった事がわかった/笑)書き続け、私はポ姉他、妄想仲間にメールを転送し続けたのであった。
その3日間、あまりにもパソコンに張り付いていた為に、旦那にマジギレされたんだよね、ポ姉。(笑)
しかし、懲りない私は、「清四郎に涙を流して謝罪させたい」(←清四郎泣かすのスキー♪)と番外編を執筆。そしてその間、絵師様たちからは素敵なイラが続々と。いや〜、至福の時でしたよ。



*ハチ子*

あれは、八月十一日。
盆の入りで、妄想仲間たちが里へ帰った夜のことでした。

盆です。

彼の世から精霊が戻ってきます。
妄想仲間も、里へ戻ります。
そして、さだまさしが歌います。(古っ!)
で、精霊がお戻りになる盆に、こんな妄想していて良いのでしょうか?


そんな前置きで一斉にメールしたのが、「PAIN・鬼畜編」でございました。

何ゆえにメールからはじまった妄想が、鳴門の渦をも凌ぐ大回転をはじめたのか、当の本人であるワタクシにも未だに分かりません。


すべてのはじまりは、麗さんが高熱に箍を外したために出来た、危険ブツでした。
林檎口移しまで描いて、脱兎したところに送りつけられてきたのが、麗さんの激情編です。その時点では、ワタクシの頭は真っ白でした。だって、描き逃げするつもりでしたから。(←殴)
しかし、麗さんに粗筋を振られて唆され、気がつけば、盆休みじゅう、キーボードを打つ羽目に陥っておりました。

真夏のカーニバルに正気を失った絵師さまがたを、どさくさに紛れてエロの世界へ引き摺り込めたことが、何よりの幸いでした(笑)
それに、鬼畜を餌にしたら、麗さんが新たなエロを加筆してくれましたしvv(これが、鬼の鬼たる所以・その傾向は、今も続いていたりします。)
ワタクシが睡眠不足に果て、後を引き継いだのが、可哀想なことに熊猫姉(管理人注:ポ姉のこと)。
そこから物語は一転し、壮大なる愛をテーマに。その後も物語は進化し、気がつけば、一大抒情詩へと変貌を遂げております。
その後も、まだまだ「PAIN」は続いています。高熱エロと鬼畜妄想からはじまったとは思えぬ、素晴らしきSSが、皆さまのもとへ届くのも、そう遠い日ではないでしょう。

しかし、その裏には、某方々の離婚危機が隠されていることを、どうかお忘れなく(笑)




〜絵師様方のコメント〜(順不同。)


*千尋さま*
2005年のお盆の頃、ハチ子さまから「ハチ子の鬼畜これが限界」と題されたメールをいただきました。
そして、それに添えられていた「鬼畜な清四郎」のシーンを拝読させていただきました。
 
― その時点ではまだ、私は蚊帳の外で「鬼畜エロ〜vv」って喜んでるだけでした。
 
ハチ子さまのメールをいただいた翌日、今度は麗さまよりメールが届きました。
「魔女の宅急便」と後に題されることになる、そのメールには、鬼畜編の続き妄想がついていました。
その中の野梨子編のワンシーン「ナイトランプに浮かぶ@@」を描いて欲しいと、麗さまは、私にご所望されました。
こうして、私は麗さまに絵を依頼され、「Pain」の世界に巻き込まれることになりました。
 
麗さまのメールが届いた二日後、夏の暑さで壊れていたエロリミッター(笑)を自爆して描き上げ、「Pain」関係者さまにお渡しした絵が「ナイフぐっさり」の清四郎です。
麗さまの文章をよく読めばお解りになると思いますが、この絵はナイフの刺さった位置や角度が間違ってます。ナイフに添えられた手も逆です。
なので、実は文章との間に矛盾が生じている絵です。
誰もそんな事は気にしてないと思いますけど、私が気になるので告白しときます。
 
「八月の狂乱騒ぎ」としか言えない状況で生み出された感動大巨編「Pain」。
あの時壊したリミッターは、その後粉々に砕け散ったままどこかに消えてしまいました。
でも、今年の夏のお祭り騒ぎは、ホントに楽しくて仕方がなかったですvv 
 
最後に、「Pain」の世界を楽しまれたみなさま、妄想仲間のみなさま、多謝でございますvv
 


*ネコ☆まんまさま*
今になって思い返すと、あれは作品の勢いと作者達の熱さの渦に巻き込まれ、自身も熱にうなされながら描いたような物だなぁ、と思います(;´▽`A`` (だからストッパーが壊れかけた絵になってるのです)
勢いだけで描き上げた物なので、今回だけではないですが後から見直すと粗ばかり目に付いてしまって、複数の作者が協力し合って深みを増した作品と比べて恥ずかしいばかりで、その作品と一緒に並べて飾って頂くことに申し訳ないなと思いますが、一方関わる事が出来て良かったと思っています。
まだまだ進化を続ける「pain」が楽しみですv一読者として、続きをお待ちしてます。



*たむらんさま*
……真夏の夜の夢だったんです。
それは、麗さまの「イラストを描くという条件つきで送付」という甘い誘惑からはじまりました。
(こっそり希望→林檎→現時点で意味は分からないでしょうが、鬼畜絵です)というhachiさまのご所望から、イロイロな意味でヤバイあの絵を、わたくしは嬉々としてかきなぐりました。
その間にも、スゴイスピードで物語は発展してゆき、多くの方々と共に、3日間のアツイカーニバルをご一緒しました。

夏の思い出をありがとうみなさん!
この、今尚続き、発展を続ける壮大な物語を、決して忘れません!
でもあの絵は夢だと思って忘れてください!!!!!(←懇願)



*かめおさま*
みなさんがばんばんリミッターを外しているのを見て、最年長(…と思われる)のわたしは、ぶわ〜〜〜っとおののいてしまい、あんなお口汚しの絵となりました。
理性を外す術を知らないわたしをお許しください(泣)
本人はタガがかなり外れてるんですけどね。




*この間、帰省中だったフロ氏*
「Pain」に関してはね、飛びまくっていた裏メールを察しながらも、帰省中で参加できず――――どころか、読むことすらできず、フラストレーションが溜まりに溜まり、マジで携帯を叩き折りかけました。
そんで、ぷりぷり帰宅したら、ほどなくして鬼と魔女からメールが。
「読ませてやるから、見返り寄越せ」
・・・ええ、まぎれもなく、脅迫文でございましたよ。
鬼=ハチ子からの要求はエロ絵。
それも、”悠理の痴態を写すため、ヤリながら冷静にシャッターを切る清四郎”という具体的かつ鬼畜なリク。

頃悪しく、散々だった帰省の結果発熱し寝込んでいた私は、朦朧としたまま、リミッター粉砕。
絵師でもないのに、エロ絵なんて描いたこともなかったのに・・・・・よよよよよ・・・・
鬼と魔女のおかげで、新しい世界が広がりましたよ、ありがとうね!!!(号泣)





…と、言うわけで。
真夏の夜のカーニバルは一応の幕を閉じたのであります。
が!この後、本編に書けなかった隙間を、ハチ子&私が書き書きと番外編を妄想。
そして、最初「鬼畜妄想」としか呼ばれていなかったこのお話に、もっぷさまが「Pain」という素晴らしい名をつけてくださり、さらに番外編を執筆して下さったのでした!
もっぷさまの後書きは、「赦し編」アップと同時にもっぷさまのサイト、「こめすた?」
アップされますので、そちらもお楽しみに。




そして、「Pain」はまだ、続いていきます。

 


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